ファイルマ・ビバ
“光と風の空間” |
フォルマ・ビバ - forma viva -
~スロベニア国際彫刻家シンポジウム (1961~1988)~
この国際大会は首都リュブリアナのある 『forma viva』 の主催によるもので、国内作家のほか、世界各国に公募して推選と選考の手順になっていた。
木彫グループはコスタニェヴィツァ、石彫グループはポルトロスで毎年交互に続けられていた。この他に都市計画を兼ねた、コンクリート・金属部門があり数年越しにマリボル市などで開催されたいた。
当初、駐日ユーゴスラビア大使から日本美術家連盟に依頼があったが、後にスロベニアにそのまま引き継がれた。その後も美術家連盟の協力によるものとなった。
1977年はポルトロスの彫刻と平行してマリボル市でも計画されていた。国際審査の結果、日本とポーランドが選ばれた。連盟と現地から知らせがあり参加することとなった。現地では都市計画の一部の図面が渡され、一定の条件が説明された。模型制作と建築設計家を交えての協議、工場制作、設置等、多くの協力を得て完成まで三ヶ月近くになった。その間、石彫グループとの交流も数回あり、お互いに理解の手掛かりと親睦の機会ともなった。